2010年05月26日

平成13年6月8日

視察の報告最終日です。

最終日3日目は、大阪教育大学附属池田小学校における安全教育についてです。

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左:校内に12か所に設置された防犯カメラの集中管理機 中:職員室から下駄箱その先の郊外までが見渡せる作り 右:昇降口入口わきに目立つ事務室を設置

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左:事件があった教室はふれあいギャラりーやスタジオとして顔を変え今も残っています 中:事件後の全校の誓い 右:安全教育の授業風景

すでに約9年が経過しており、記憶が薄れてきている方もいるかもしれませんので、この場で事件の概要をご説明させていただきます。

6月8日、出刃包丁をもった男(宅間守死刑囚)が自動車専用門から構内に侵入し、校舎1階にある2年生と1年生の教室において、児童8名(1年男子児童1名2年女子児童7名)を刺殺、児童13名教員2名の15名に重軽症を負わせる殺傷事件が発生しました。

本来、ここでの視察報告は、学校安全教育の取り組みをメインに考えておりましたが、当時の事件現場におり、直接事件を目の当たりにされた現校長先生のお話を聞き、その背景を踏まえずにはおれませんでした。
お話では、具体的に事件の犯人の足取りをたどるように詳細な説明をいただきましたが、校長先生の真摯に説明される姿にはただ黙って耳を傾ける以外できることはありませんでした。

ここに記すことによって、この事件の関係者の方の忌まわしい記憶を呼び起してしまうことも考えられましたが、このような事件を風化させずに、教育関係者や行政、子を持つ親たちに対して警鐘を鳴らし続けなくてはならないのではないかとも思いました。

池田小においては、事件後さまざまな防犯対策、安全訓練や児童に対する安全教育など行ってきており、安全な場所としての学校が確立されてきております。
しかしながら、宅間死刑囚のように、死を恐れない、何人も道連れにしてやろうと考えている者に対しては現状の対策でももしかしたら足りないのかもしれませんし、もっと全国の教育現場において、他人事ではなく本格的に取り組むことを考えなくてはならないと感じています。

そこには学校の閉鎖性と開放という相対する問題があるとは思いますが、学校だけではない、地域の安全性の向上、不審者を寄せ付けない地域づくりが大事なのではないかと思います。

浦安市においても、ここのところ学校付近などにおいて不審者が多発傾向にあり、私の防犯登録メールにも毎週のように不審者発見メールが届いてきております。

いずれも学校外ではありますが、警備員や教員などの目の届かなくなった時間帯や場所などを狙っての犯行のようであり、このような現状の死角に対しての早急なる対策が必要であるとも考えます。

間もなく6月8日を迎えます。

どうかこのブログを読んでいただいた皆様も事件を決して忘れることなく、少しでも子供たちの安全を考えられる日になればと願います。
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2010年05月22日

自立のための通過点

ツイッターで報告しきれなかった視察報告の続きです。

2日目の午後は、高槻市にある高槻地域生活総合支援センターぷれいすBe(社会福祉法人北摂杉の子会運営)です。

こちらの施設は、昨年4月に運営開始をしたばかりのまだ新しい施設ではあり、知的・身体の市立施設の統廃合により設置されたもので、通所事業や短期入所、相談支援事業まで兼ね備えた、3障害を対象にしたサービスを展開している多機能型施設であります。

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左:施設併設のカフェ、本格的なコーヒーを提供 中:重度の方などが座りながら入浴が可能な機械浴機 右:縦横リフトを導入することにより介助者の負担を軽減

提供サービスの内容や施設の充実度を見る限り、利用者・従事者の双方にメリットのある、素晴らしい施設であると考えられると思うのですが、現在の自立支援法下では収益を上げるのが難しいということで(たとえば、利用者が急に休んでしまった場合、その分の報酬は事業所に支払われないが手当てしていたスタッフの人件費は発生せざるを得ない)、法人全体の収益で事業収支をカバーしているという、わが浦安市の法人でも見られる同様の状況がありました。

支援法自体の自立と共生を目指す理念や方向性は間違いないと思うのですが、こういった金銭にかかわる細かな部分の制度設計に欠陥点があったということでしょう。
廃止を打ち出された以上、いまさら支援法の是非を話してもしょうがないので…

施設長が言っていた言葉で印象的だったのが、この施設から先に行ってもらいたい、あくまでもここは通過点であり、だから工賃は安くしているんだということでした。

誰もが可能性を持っているはずなのに、それを試すことなく今を受け入れ続ける。
それは決して自立と共生の理念にはそぐわない。

残念ながら浦安市でも同様の問題が根深く横たわっています。

今日は当代島公民館での文化祭で、地域で頑張っている障がい当事者とその親御さんたちの姿を見てきました。

地域で接する当事者や親御さんの顔はいつもすがすがしい笑顔だ。

もっともっと見えていない人たちの自立を促していかなくてはならないと感じる。
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2010年05月18日

子供の成長、親の関わり

土曜日の園庭開放や勉強会やらの報告です。

土曜日は午前中、富岡の浦安幼稚園の園庭開放に家族と一緒に参加。園児はもちろんのこと、開放に訪れた親子連れと入り交じりかなりの人口密度となっていました。
ただ、ツイッターにも書いたように、子供たちの防衛本能というんでしょうか、なんとなく人間の奥深さを感じることができました。

そして午後は、千葉県弁護士会館において、NPO被害者加害者対話の会運営センター主催による「被害弁償をめぐる共犯少年らの内部関係調整」と題された勉強会に参加。

地域の夏祭りの際、ある中学生少年グループが違う中学校のグループにふとしたことから暴行を加えることになり、犯行グループが少年院送致や保護観察処分などを受けた後、当会に対して被害弁償の負担割合などの調整依頼が来たというものであり、被害者加害者双方から当事者や親が参加し、弁償内容を決定していくというプロセスが発表されました。

最終的には、被加害者双方が納得し、円満に解決する形になったケースですが、加害者側の親を交えての話し合いの中で一時、殴った程度の問題で、各々の負担割合で折り合いがつかない場面がありました。特に親に関してです。

結局みな同負担というところに落ち着いたわけではありますが、このあたりに一瞬ではありますが、本当に罪の意識が全面に出ていたのかという印象を受けました。

誰が多く殴った、俺は一発しかやっていない、俺は見ていただけというものではなく、まず被害者に対する気持ちが常にあることが大前提であり、また、それをたしなめることなく、親が同調して他の子の割合と一緒では納得いかないんだという親の意見があったことにも着目していました。

今回のケースでは、もう一人、結果的に家裁に送致されなかった者がその場には居たのですが、この者に関しては、この対話の会には参加していませんでした。まあ、被加害者双方全員が納得の上だということではありましたが、本質的に考えると、見て見ぬふりをした、暴力行為を是とした、あるいは未必の故意と受け止められてもおかしくないのではと感じております。

中学生は法的にはまだ子供の扱いです。
しかしながら、それを監督する責任が親にはあり、その行為についても一定の責任を負うものだと思います。

特に、思春期という多感な時期なれば、親としてその行動にはより注意深く見守り、接していくことが必要だと思います。

2・3歳児の本能的倫理観に接した直後だったので、より強く親のあり方について考える勉強会となりました。
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2010年05月12日

教育を経済から考える

政策研究大学院大学で教育政策セミナーに参加してきました。

これは、当大学の教育政策プログラムの中の研究活動の一環で行われているもので、今回が10回目を数えます。

講師は昭和女子大学人間社会学部の矢野眞和教授で、テーマは「教育における費用対便益の社会学」とされ、教育は誰のため、何のために行うのか、教育費と進学機会の不平等、大衆大学かしている日本の大学を巣食う病、などといった視点から特に大学教育から生涯教育のあり方についての講座でありました。

大きな意味としては、80年頃以降、完全に社会のための大学から個人のための大学へと変化してしまった教育現況において、いかに社会の、国家の資産としての生徒として学ばせられる方向に導くのか、みんなのための大学政策を展開しなくてはならないのか、などという点が教授の言いたかったことだろうと感じました。

教授の言わんとしたいことはなんとなくわかりましたが、それは教育現場だけの問題では決して片づけられないとてつもなく大きな問題であると思います。

本日の報道では、国の借金が900兆に迫ろうかと、今年度末には1000兆にも迫ろうかということであり、国民一人当たりでも700万に迫るものとのこと。
ただ、その一方で、国民全体の個人金融資産が1500兆にも達しているということも伝えられている。

これは、ものすごく乱暴なものの見方をするならば、国をしゃぶり尽くした揚句、自分たち個人は潤ってきたという構図の結果と言ってもいいのではないか、こんな風に感じている自分もおります。

そして、その歪んだ形を認識しつつも改めることなく、付焼刃的な政策を繰り返そうとする政治状況もあります。
そのような国の在り方、国民性というものを改めない限り、単に教育の部分だけを切り取って対処したのでは効果が低いものになると思います。

100年に一度の大不況、今後の日米安保のあり方など、大きな問題を抱えている政治状況ではありますが、政府・政党においては早急に将来を見据えた国家ビジョン、方向性というものを議論してほしい。

もういい加減今だけ見つめる政治はやめにしてもらいたい。
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2010年05月07日

ツイッター

ツイッター始めました。

ネームは「takara0625」
http://twitter.com/takara0625

名前からでも検索できるようです。

ブログと合わせて更新していきます。
posted by たからあらた at 00:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2010年03月08日

意見書決議

本日、名護市議会において、基地移設全面反対の意見書及び抗議決議が前回一致で可決されたという報道。

それを受けて、官房長官が会見で一言。

「一般論として、決議を超えてやっていかなければならない場合はある」

国益を考えてあらゆる手段を考えなくてはならないことはよくわかる。

でも、「一般論として」などと逃げ口上を打つことが信じられない。

官房長官が言った時点でそれが政府見解であると誰もが考えるでしょう。

仮にも、国家を形成する地方自治体の議会の決議を、「一般論として」などと、そんな自分の意見に責任も持てないような見解で一蹴するのは同じ地方議会人として到底認められない。

官房長官は時の政府の広報であり、責任ある発言もできないようでは誰からも信頼されない。
posted by たからあらた at 22:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2010年02月26日

会派代表総括質疑

今日は、会派代表総括質疑が行われました。

だいぶ前のブログにも書いたことがあったともいますが、総括質疑は大綱的に行い、自己の意見は述べられないというのが会議規則にも決められていることなのですが、今回も例に洩れず、多くの質疑者がルールを守っていませんでした。

現在、議会活性化特別委員会では、この総括質疑のあり方についても議論が進みつつあります。

議員であれ、傍聴者であれ、誰が聞いてもおかしいと思わない発言形式に改める必要性を強く感じています。
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2010年02月23日

信号設置

昨日、長年の懸案課題であった、入船4・5・6丁目に接する交差点に信号機が設置されました。

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この信号機設置問題に関しては、すでに20年以上前から当該自治会・学校PTA関係等から何度にもわたり要望が出されてきた問題で、私自身もその話を自治会・PTAの方々から直接聞き、問題点を共有し、一昨年の市議会でも一般質問という形で発言してまいりました。

信号設置に関しては、このブログでも書いたことがありますが、県(県警)の管轄する事業です。
市議会で取り上げたからといって、それが直接県警を動かす動機になるとは言えないのかもしれませんが、当該自治体で住民の声を代表する議会で上がってきている発言ということを考えれば、決して無視することはできないものであると思っています。

この件に関しては、市議会からの働きかけのみならず、直接県警を管轄する県議会(内田悦嗣県議会議員)にも働きかけを行ってきました。

問題の解決策は、あらゆる方面からの動きが重要であると学ばされました。

何はともあれ、市民の安全安心の確保にまた一歩近いづいたのであればそれ以上のものはありません。

ちなみに運用開始は3月中頃になる予定とのことです。
posted by たからあらた at 23:52| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記

2010年02月21日

4年に1度

ここ数日、冬季オリンピックのさまざまな活躍報道が新聞・テレビを賑わしていますね。
注目選手も数多く、私自身も例に洩れず、気になっては携帯ニュースを確認している毎日です。

ただ、どうしてもメダルが取れた、取れないということで扱いが大きく違ってくる傾向もあるようで、もう少しそこまでの4年間の頑張りという部分で評価して取り上げられないものかなとも感じています。

たとえメダルが取れなかった選手にしても、その積み上げてきた努力は消えるものではないですし、そこだけでも最大級の称賛に値するものだと思います。

私自身も、4年に1度の審判を受ける立場にあります(オリンピックの選手のように頑張れているかは別ですが…)。

4年間の思いという部分では、自分で言うのもおこがましいかもしれませんが、少しだけ似ている部分があるのかもしれません。

それにしても、クロスカントリーの選手のきつそうな表情(よだれが垂れていたりする)はいつ見ても素晴らしいですね。
本当に全力を尽くしているんだということがよく伝わってきます。
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2010年02月20日

施政方針

本日、平成22年第1回定例会(来年度当初予算審議議会)が招集されました。

当初予算に関しては、当ブログでも少々触れさせていただきましたが、今日は市長の施政方針演説があったので、少し自分なりの感想を。

ちなみに、施政方針全文が市ホームページに早速アップされておりますのでご確認ください。

http://www.city.urayasu.chiba.jp/secure/19212/h22_siseihousin.pdf

鳩山総理の「命を守りたい」などのような感傷的な表現を繰り返すことはほとんどなく、率直な感想としてはいたってシンプルな施政方針であったと感じています。

市長自身が訴えたかった点については、「公の責任」「公の効率性」「生涯現役社会」「市民参加と協動」など、かぎかっこで括られた部分がポイントではないかと思うのですが、私自身が一番関心を持ったのが、正直者が損をしない社会実現という部分であります。

簡単にいえば、滞納者に対しての徴収強化になってしまうのですが、私自身もこの点には強く賛同します。

たとえば、現在本市の収入未済額(いわゆる滞納)がいくらに上るかというと、約49億円(平成20年度決算)に上り、不納欠損額(徴収できずに3年・5年などのいわゆる時効を迎えてしまう地方税の債権などのこと。以後徴収する権利を放棄してしまうことになる)は、2億5546万余となっています。

とてつもない額です。
さまざまな理由があるとは思われますが、公正公平という観点から考えると、1円も漏れることなく回収していただきたいと強く願うばかりであります。

ただ行政は、徴収強化だけではなく、誰もが納得して税負担をできる社会を構築する責任も負っていると思います。

北欧諸国などでは、高い税率がありながらも、市民が安心して暮らしていけるという、心のゆとりを手に入れているといいます。
政治に対する信頼感があるからこそだと感じます。

施政方針でも触れらていた「政治不安」という点と、その先にある「無関心」という現在の日本に巣食う感覚の一掃を図らなければならないと感じています。
posted by たからあらた at 02:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記